海賊と呼ばれた男(下)


 どのようにして百田さんは書ききったのだろうか。本当に疑問だ。いや、百田さんだけではない。私は何かしらの小説を読み終わるごとにこの疑問を抱く。

 数百ページに渡る本。どこから書き始め、どのようにストーリを考え、どのようにして物語を締めるのか。本当に疑問である。私は小学生時代にこの疑問を払拭すべく自分で小説を書いてみるという取り組みをはじめたことがある。ストーリをざっくりと思い浮かべ、なんとなく文字にしてみる。

 そして出来上がった第一号作は・・・題名を忘れてしまった。自家用プロペラ機でとある島を訪れ、見つけた小屋でバカンスを・・・というストーリであったことは記憶にある。

 小学生の微力ながら全力で書き上げた小説のページ数は数十ページ。数百ページという海賊と呼ばれた男のようなガチ小説には遠く及ばなかった。

 ということもあり、小学生時代の私は小説家がどのようにして小説を書き上げているのかという疑問を払拭すべく取り組んだはずの行為が、むしろ疑問を増やしでしまった。未だその疑問は払拭されてはいない。もしかすると、数百ページという小説を書き上げている本人たちもその理由をわかっていないのかもしれない。私はそう信じたい。

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